今のシーズンにしか見られない山口の紅葉スポットをご紹介するシリーズの4回目は、
長門市にある大寧寺をご案内したいと思います。
大寧寺は、応永17年(1410)大内家の支族鷲頭(わしのうず)弘忠公が石屋真梁(せきおくしんりょう)禅師を開山として迎え開創した禅寺です。
長門舟木出身の定庵殊禅(じょうあんしゅぜん)が、請われて大寧寺第三世の座に就き、長門の温泉開鑿に深いかかわりを持つとされ、長門の湯本温泉・俵山温泉を開いた人物と記録されてます。
そんな山間の寺には広大な庭にモミジが植えられ、特に川沿いの道はシーズンになると美しいグラデーションを描きます。取材に訪れた時期にはまだ完全に色付いてませんでしたが、まだ青いモミジと色付いたモミジのコントラストもまた美しいですね。散策するには適度な広さの庭には長門豊川稲荷もあり、この山が霊山として崇められてきた歴史を感じます。お近くにお越しの際には近隣の温泉と共に楽しんでいただきたい景観です。
龍蔵寺(山口県長門市深川湯本門前 大寧護国禅寺 TEL:083-924-1357)
電話: 0837-25-3469 (土日祝日を除く10:00~17:00)
拝観料:無料
高校を卒業して以来、長く離れていた故郷・山口に何かしらの形で恩返しがしたいという思いで企画に参加しました。長く離れていたからこそ私の目に新鮮に映る山口の名所・旧跡や新しく生まれた観光スポットなど、私なりの視点でご紹介したいと思います。私が長年積み重ねてきた写真やビデオのスキルがこの企画の役に立てれば幸いです。
…ついでに私のサイト(http://www.studio-echo.net/)も覗いていただければ幸いです…